我らが「伊吹嶺」の編集長・荒川英之さんが、翰林書房より『沢木欣一 十七文字の燃焼』を上梓されました。そして、第37回俳人協会評論賞を受賞という栄誉に輝きました。
この賞は、かつて沢木欣一先生、栗田やすし先生も受賞された賞で、たいへん名誉ある賞です。しかも40代半ばでの受賞はかなり異例と思います。独創的で充実した内容がそれだけ高く評価されたのでしょう。
本を手にすると、斬新で落ち着きのある装丁に「十七文字の燃焼」という赤い文字の書名が目に入ります。この書名は、沢木先生の生涯を体現していると思います。戦争を体験し、生涯を俳句に捧げた沢木先生は、まさしく「十七文字の燃焼」というべきでしょう。
著書の章立てを紹介します。
・第1章 俳句の文芸性
・第2章 欣一の初学時代・「寒雷」時代
・第3章 欣一の社会性俳句時代
・第4章 欣一の俳句鑑賞・沢木欣一年譜
発行所:翰林書房
発行者:今井 肇
四六判上装 317頁
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第37回俳人協会評論賞受賞
『沢木欣一 十七文字の燃焼』
栗田顧問・荒川編集長・河原地主宰
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